
ホームページ制作の二大要素とも言えるデザインとコンテンツ。実際に集患効果の高いページを制作するうえではどちらがより重要なのでしょうか。
ここではホームページを制作するうえで知っておきたい、デザインとコンテンツの考え方についてご紹介しましょう。
見た目のよさと中身のよさ、信用できるのはどちら?
せっかくホームページを作るなら、写真を増やしたり美しいレイアウトを取り入れたりして、凝ったデザインにしたいと考える人は多いのではないでしょうか。確かに、きれいに整えられたデザインは、ページを開いた瞬間に人の目を引き、第一印象をよくする効果があります。
しかし、病院やクリニックのホームページに関して言えば、デザインの良さだけで効果的な集患ができることはありません。
ホームページを見ている患者様は、健康に不安を抱えており、自分の症状を改善してくれる病院を探しているケースがほとんどです。こうした状況の中、デザインだけが美しく、肝心のコンテンツが伴っていないホームページが信用されることはないでしょう。
デザインを「見た目」とするなら、コンテンツなどの情報はホームページの「中身」と言い換えることができます。
ファッション業界や外食業界など、見た目が重視される業界のホームページであればデザインを重視して制作されることもあります。しかし、医療業界に必要とされているのはこうした「見た目」の良さではなく、確実に患者様の症状を改善するという「中身」であることは、先生自身が日々実感しているところではないでしょうか。
ホームページを制作する場合も、その考え方はなんら変わるところはありません。見た人に「この病院に行きたい」と思っていただき、効果的な集患につなげるためには、病院の専門分野や治療方針などのコンテンツを充実させ、患者様に必要とされる情報を的確に伝えていくことが大切なのです。
秀逸なコンテンツを作るためのポイント
それでは、集患に効果のあるコンテンツを作るにはどうすればいいのでしょうか。そのために必要なポイントを、2つに絞ってご紹介します。
コンテンツの内容は、ホームページの読者に合わせる
最も大切なポイントは、ホームページを読んでくれる読者(=患者様)がどのような情報を欲しているか、イメージしながらコンテンツを決めるということです。
例えば貴院が禁煙治療を行っているなら、患者様は治療方針や病院の紹介といった基本的な情報のほかに、タバコは健康にどのような害をもたらすかといった情報を求めているかもしれません。また、貴院が糖尿病治療を専門としている場合、食事療法の進め方やその献立の例などの情報があると、患者様にとって役立つコンテンツとなるでしょう。
このように、貴院に訪れる患者様がどのような情報を欲しているかイメージしてみると、思いのほかコンテンツのアイデアは出てくるものなのです。
ホームページ制作会社に任せきりにしない
ホームページ制作会社の中には、忙しい院長先生の手を煩わせないようにとコンテンツの内容まで含めた全ての制作を請け負うところも少なくありません。確かに、制作会社に任せてしまったほうがスムーズに進む場合もありますが、効果的な集患という観点から見るとあまりおすすめできません。
先ほど述べたような「患者様が欲している情報」は、やはり日々患者様に接している先生自身が一番理解されているもの。経験のある制作会社ならコンテンツ制作も十分可能ですが、あくまでもそれは「患者様はきっとこんな情報を欲している」という推測に基づくものでしかありません。
もちろん、原稿制作など細かな作業は制作会社に依頼することもあるかもしれません。しかし、その場合でもコンテンツの内容は先生自身がしっかりと目を通し、方向性にずれがないかを随時チェックしていくことが大切です。
ホームページのコンテンツは「信頼」に直結する
ホームページ制作において、デザインなどの「見た目」は不要とは言い切れませんが、より重要なのは掲載するコンテンツなどの「中身」です。患者様が必要とする情報をしっかりとおさえ、信頼を獲得できるようなホームページを目指していきましょう。
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